心とカラダが気持ちいい、 無垢の木の家。
「暮らしが楽しい」と、開放的な木の家での毎日を語るご家族。 一階に連なる木製の大きな窓はフルオープンでき、庭へ向かって一面をダイナミックに開け放てます。デッキでは、夏のバーベキューやプール。冬はスライスした野菜を並べて、たくさんの美味しい干し野菜を作りました。室内には、梁につるしたハンモックや手製ブランコ。木組みは見た目の迫力だけでなく、棒を渡して雨天の簡易物干しに使うなど実用にも大活躍です。 リビングの木製雨戸は閉じても通風可能。外からの視線も遮れます。他の部屋のカーテンはお気入りを見つけてから……と考えていた、入居間もないある夜。二階寝室の布団から「キラッ」と星が瞬いて見えた。美しい流星群を眺めて眠ったりしている内、必要ないと感じはじめ、現在もカーテンはしないままだそうです。 お買い物先で、ソーラー発電の営業をうけられたご夫妻。「電気代を教えてください」。伝えると、「そんなで済んでるんですか!?」と驚かれたといいます。年間で一番光熱費がかさむ真冬のことでした。朝と日が暮れてからつける石油ストーブ一台で、冬場の暖房はほぼまかなえてしまうのだそう。晴れていれば、昼間は日差しだけでも温かいという住まいの造りは、外断熱の通気工法。蓄熱・調湿・耐震には、数値検討に加え、素材と工法の工夫で充分備えました。 大切にしたのは、生活スタイルに合った動線のデザイン。仕事や家族で楽しむ農業のことを考え、汚れて帰る時は玄関収納へ物を片付け、脱衣・浴室へ、リビングを通らず入れるように。 オリジナルの木製キッチンや洗面台は、建築中も現場へ通い、シュミレーションを重ねて、細かいところまでこだわりを実現しました。 世界に一軒だけの我が家には、のびのびと自由な空気が満ちていました。
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