予算もコンパクトに平屋造りを実現 秘訣は片流れと効率的な節約デザイン
このお家の絶対条件は、奥様の要望であった〝平屋〟であること。家族の暮らし方を視野に、家づくりにチャレンジしたのは「オフィスワイズ」の谷奥愼司さん。「建てようネット[和歌山]」に登録する建築家の中でも大ベテラン。しかしその大御所感を感じさせない穏やかな人柄と喋りやすさが、ご主人の心に響き、夢を叶える家づくりがスタートしました。 家づくりは土地探しから始まり、条件はご主人の実家に近い場所。時間をかけて見つけたのが三角形の変形地。「敷地面積は88坪と広いのですが、平屋と予算と変形地の条件を総合すると建坪は約21坪。コンパクトに、家の中からも外からも、窮屈さを感じさせない造りにしました」と谷奥さん。採用したのは、屋根の形状が一方だけに流れている片流れ。周辺の2階建て住宅に圧迫されることなく、シンプルながらも平屋の存在感を出しています。室内もLDKを中心に、子ども部屋、主寝室、さらにご主人の希望で畳ダイニングまでイン。これらを建坪約21坪に集約する場合、とにかく廊下などのスペースを徹底的に節約。結果、シンプルな家事動線の暮らしやすい空間が生まれました。
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