住まうほどに心地よく実用性を備えた こだわりの北欧テイスト
今回お邪魔したのは、高台の静かな住宅街に位置する垣内さんご夫妻のお宅「サカノウエ」。2年ほど前に、建築家との家づくりを応援する「建てようネット.和歌山.」を訪ねて、土地探しからスタート。ご夫婦ともにたくさんの要望をお持ちで、マッチングされたのが「SIMS建築設計」の島村健司さんでした。ご夫婦が希望するマイホームのキーワードは「北欧テイスト」。この要望に、生活の豊かさと実用性をあわせもつデザインを得意とする島村さんがチャレンジしました。 北欧テイストといえば、ウッドを基調に上品で洗練された色使いが特徴。さらにそこに、使いやすさや利便性が求められます。生活の中心となるLDKは、ワンフロアでL字型に空間を仕切り、廊下や壁という概念を取り除いた造り。延床面積は約34坪と決して広くはないものの、屋内外を緩やかに繋ぐアウトドアリビングも設けられ、活用度の高い第2のリビングとして使用されています。 奥様のこだわりは、LDKから水回り、ファミリークローク、勝手口へと繋がる空間に設けたユーティリティーコーナー。料理から洗濯まで一直線の計算され尽くした生活動線で、家事と育児を助けます。ちなみにご主人は配線やコンセント、スイッチなどの機械系統を担当。すっきりと美しく暮らす合理的な配線が壁の中に集約され、高さや位置も完璧な配置です。
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