断熱等級5ってどれくらい?
寒さのピークが近づいて来た今、こたつや暖炉・ストーブの前から動けないという方も多いのではないでしょうか。
最近のハイツ・マンションなどは断熱もしっかりしていて、寒くて家の中でも上着が手放せない!という事は無いと思うのですが、「一軒家は底冷えする」と言われたように昔のお家はとても寒い構造でした。最近では断熱等級、ZEHなどの言葉も浸透してきて断熱性能に注目される方も増えてきましたね。
なので今回はよく聞く「断熱等級5ってどれ位の性能?」というポイントに絞ってご紹介いたします。ぜひお家を建てる際の参考にしてくださいね。
断熱性等級とは?
断熱等級4
1999年制定。2022年3月迄断熱等級は4までだったので、2022年3月以前までは最高等級でした。法改正により2025年4月以降は全ての新築住宅に等級4以上が義務付けられましたので、2025年以降は最低基準になります。
アルミ樹脂複合サッシでも取得できる基準であるため、最低基準でも十分とは言えないレベルの基準になります。
断熱等級5
2022年4月1日施行。いわゆるZEH基準相当の断熱性能等級。G1レベル。
それなりに快適に過ごせますが、冷暖房のつけていない部屋とつけている部屋で室温の差を少し感じるレベルです。
断熱等級6
2022年10月1日施行。冷暖房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね30%削減可能なレベルの性能。HEAT20 G2レベル該当。
冷暖房を付けていなくても冬でもしっかり暖かい。部屋ごとの温度差が少なく、冬でも家の中から薄着で過ごせるレベル。
断熱等級7
2022年10月1日施行。冷暖房にかかるエネルギー消費量をおおむね40%削減可能なレベルの性能。HEAT20 G3レベル該当。
冬でもかなり暖かい。部屋ごとの温度変化はほぼなし。
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体感温度はどれくらい?
先程ご紹介したHEAT20とは、住宅断熱の専門家やプロフェッショナルが携わっており、従来の省エネ制度(等級4の時代)よりも遥かに高い断熱水準を目指している民間団体がつくった断熱基準で、「快適な室温を保つにはどのくらいの性能が必要か?」という視点でつくられているのが大きな特徴で、性能レベルと室温シミュレーションの目安がわかりやすいです。
▼断熱レベルと室温の目安(横浜市=断熱区分6地域の場合)
暖房期の最低室温 |
15℃未満の割合 |
|
H28年基準(等級4) |
概ね8℃を下回らない |
約30%程度 |
HEAT20 G2(等級6相当) |
概ね13℃を下回らない |
約10%程度 |
HEAT20 G3(等級7相当) |
概ね15℃を下回らない |
2%程度 |
※ZEHはHEAT20の基準ではないため示されておりません。
※最低室温はシミュレーション結果によるもので、実際の室内温度を保証するものではありません。
従来の基準(等級4)に比べて、新基準はあたたかな室温をキープできそうです。
等級7では室温が15℃未満になることはほとんどなく、等級6でも15℃を下回るのは10%程度。ほとんどの部屋で、一日を通して快適な室温で過ごすことができるレベルだと判断できます。
等級5では4と6の間という事なので概ね10℃を下回らない程度だと考えられますので、新築のハイツやマンションで暮らしている方からすれば少し物足りないかな、という印象です。
まとめ
快適な気温で年中過ごしたい!という方は断熱等級6がオススメです。
今回ご紹介した以外にも断熱で調べると様々な数値などが出てきますが、家づくりはバランスが大事です。実際に断熱等級の違う家を比べてみたり、工務店さんの意見を聞いてみて下さいね。
おすまみでは泉州・和歌山エリアの親身に相談にのってくれる身近な地元の工務店を多数紹介しておりますので、ぜひ相談して理想のマイホームを手に入れてくださいね。
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【記事作成/つー。】PROFILE:やんちゃ盛りの男の子のママ。我が家はどんな風にしようかな♪と、見てるとわくわくする記事を提供していけたらいいな~と思っています。