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木の家って暖かい?寒い?

木の家のお家って、やっぱりコンクリートのおうちよりも暖かいというイメージがありますよね。
でも実際、本当に木の家は暖かいのか?暖かいのならどうして?という質問をされると答えに詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。
なので今回は木の家は本当に暖かいのか、また、その理由について解説いたします!


木の家はコンクリートの家より暖かい?


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木の家とコンクリートの家の暖かさは、建物の設計や使用される材料、地域の気候条件などに依存します!ですが、そんなほわっとした回答求めていない方も多いと思いますので、1つずつ詳しくご説明致します。

 断熱性能: 

木の家: 木は通気性と耐熱性が高い素材であり、木の間に含まれる気孔が断熱材のように機能します。木造住宅では、現代の技術により高性能な断熱材を使用し、外部からの冷気や熱気を遮断することが可能です
※木材の種類や厚み、施工の品質によって異なります。

コンクリートの家: コンクリートは通気性が低く、熱を伝えやすい為、断熱性がやや低いとされています。そのため、外部からの気温が変化すると、コンクリートの家は急激に室温が変わったり、室内に湿気がこもりがちです。
ただし、適切な絶縁材を組み合わせることで向上させることができます。


 自然素材の特性 

木の家: 木は自然素材であり、その特性からくる温かみが感じられます。木は空気中の湿度を調整し、湿気を吸収して放出する働きがあります。この特性により、木の家は湿度が適切に保たれ、冷えやすい環境にも適しています。

コンクリートの家: コンクリートは自然素材ではなく、通気性が低いため湿気がこもりやすいです。湿気がこもると、寒さを感じやすくなります。また、コンクリートは冷たく感じられることがあり、冷暖房の影響を受けやすいです。

 建築構造の違い 

木の家:木の柱や梁は、比較的早く温まりやすい性質があります。そのため、暖房を始めてから室温が上がりやすく、快適な環境が早く実現できます。

コンクリートの家: コンクリートは熱容量が大きいため、温度変化に対して反応が遅く、一度冷えたり温まったりするのに時間がかかります。これが、コンクリートの家が室温の変動が大きいと感じられる要因となります。


木の家が暖かいと感じられるのは、その断熱性や自然素材の特性、建築構造の違いに起因しています!ですが最初にお伝えした通り、適切な断熱材の選択や工夫を施したコンクリート住宅も快適な環境を作り出すことが可能です。建築の際には、地域の気候や個々の好みに合わせて適切な素材や設計を選んでくださいね!




寒い木の家の原因は?



木の家は基本的には冬でも暖かいため、寒いと感じられるときには、問題は「木」ではなく、他の部分に原因がある事が多いです。今回は「木の家だけどわが家は寒い・・!」という場合にチェック頂きたい項目をご紹介いたします。

原因1:窓から侵入する冷気

住宅に使用される建材では、窓のガラス部分が開口部も広く一番薄いため窓がもっとも外気の影響を受けます。冬は窓から室内にある暖気の58%が流出し、夏は室内に侵入する熱の73%が窓からはいってきているというデータもあります。
※住宅のほかの部分では、熱の流入割合が屋根は5〜11%、換気扇や外壁は6〜15%、床は3〜7%程度。
家の性能は良いのに窓の性能が悪い・・という事も稀にありますので要確認です!


原因2:コールドラフト現象

冷気が室内の暖気に触れることで冷却され、さらにその冷たい空気が床下に流れ込むコールドドラフト現象が起こっている可能性があります。
冷たい空気は暖かい空気よりも密度が大きく重さもあるので、下に下がる性質があり、冷気の方が「暖かい空気」より重たいことから、足元に冷気がこもり、底冷えを感じやすくなるのです。

最近建てたお家ではないですが、築年数が経過している家には、地面からの湿気を抑える「床下換気口」があるケースも。床下換気口があると、冬は床下から冷気が室内に侵入し、足元の冷えや、底冷えを感じる可能性があります。


まとめ

・木材は高い断熱性と温度調節機能を持ち、室内の温度を快適に保ってくれるので暖かい!
・昔の木の家は寒かったのは、材質ではなくすきま風や窓から入った冷気が原因であることが多い。
・窓や床からの冷気を遮断することが大切!

実際に木の家でも性能に違いがありますので、詳しくは気になっている工務店さんの意見を聞いてみて下さいね。

おすまみでは泉州・和歌山エリアの親身に相談にのってくれる身近な地元の工務店を多数紹介しておりますので、ぜひ相談して理想のマイホームを手に入れてくださいね。





【記事作成/つー。】PROFILE:やんちゃ盛りの男の子のママ。我が家はどんな風にしようかな♪と、見てるとわくわくする記事を提供していけたらいいな~と思っています。 

おすまみ編集部1

おすまみ編集部1