住宅を購入するには、ローンの事・間取りの事・立地の事など様々な課題があります。
殆どの方が一生に一度の住宅購入なので入念に準備されているにも関わらず、”住宅購入前に、「これは知っておきたかった！」と思う知識はありますか？ ”という質問に約8割以上が”YES”と回答。
今回はそんな「住宅購入前に知りたかった！」という情報の１つ、周辺環境についてご紹介いたします。

住宅購入前に要チェックな周辺環境

周辺環境・近隣環境は、一戸建ての場合は賃貸よりも 深刻な問題です。簡単に引っ越しできませんので、多くのストレスを抱えてしまいます。
なので購入前に可能な限り現地へ出向き、トラブルの火種がないかチェックすることをおすすめします。見落としがちな下記も確認しておきましょう！

01.街灯の多さ

物件の下見を行うのは昼間なのであまり意識されませんが、最寄駅や学校からの帰り道など夜間の暗さは安全面で大切なポイント！
泉州・和歌山では「仕事には車で行くから問題ない」と思うかもしれませんが、車が故障した・子どもが塾に行くようになったなど、急に徒歩・自転車になる事もあります。周辺の街灯の多さもチェックしましょう！

02.開催されるイベント

普段は普通の住宅街なのに、実は夏祭りやだんじりなど年に数回は帰宅する道が封鎖される・かなり混雑する・騒がしくなるという事もあります。
元々住んでいるエリアで一戸建てを買うのであればある程度把握できているかと思いますが、住み慣れない街の場合は自宅周辺で何か開催されていないか、また、開催されているようであれば動画などをチェックし規模感などを確認する事をオススメします。

03.周辺環境

スーパーや病院・公園などの施設も重要ですが、日々頭を悩まる可能性があるのが音・においなどの周辺環境。ごみ捨て場が近くで異臭がする、楽器の練習を夜遅くまでしているお宅がある、お隣さんは勝手口で煙草を吸っていて臭いが付く位置に洗濯物を干すスペースを予定している、野良猫が多くいる地域など。

04.時間帯や曜日による違い

下見に行く際はつい土日のお昼になりがちですが、土日は閑静な住宅地なのに平日は近隣の工場や学校の音が聞こえてくる、夜になると近くの公園・コンビニにたむろする集団がいる、路上駐車する車があるなどの場合があります。

05.町内会・自治会等のルール

地域によっては必ず入る必要があるといいう場合や草刈りなどの行事があり、行事に不参加の場合は費用を徴収される、神事のために年1回1万円を超える寄付が必要になる場合があります。
逆に入らなくても問題なく、地域でゴミ捨て場掃除当番のみを回しているのみの場合もあります。地域の方々と協力的に色々行いたい・あまり関わりたくない等人それぞれですのが、町内会・自治会は人付き合いに対する影響度が高いため、チェックする事をオススメします。

06.お隣さんとの境界線の明確化

土地には必ず境界線があるのですが、お隣さんと境界線についての認識が食い違うことでトラブルが起こるケースが多くあります。
また、境界線にしたがって土地を使用していたものの、樹木が伸びている・エアコンの室外機などが少し越境している等が後日判明する場合や、外で飼われている犬が入り込んでくるなど場合も考えられます。

一戸建ての隣人・近隣トラブル予防法

様々なことをチェックして建てたにも関わらず、予期しなかった事や、周辺家族の成長に伴う変化などが起こる可能性があります。そんな際に隣人・近隣とトラブルにならない為の予防法は大きく分けて２つ。

01.お隣との距離をあけて家を建てる

少し余裕のある土地に隣家との距離をあけて家を建てれば、お隣さんの迷惑行為に悩んだり、こちらが迷惑をかけたりする可能性を下げられます。
騒音・ニオイのトラブルは、広い敷地より狭い敷地のほうが問題になりやすいので、しっかり境界を確認してから土地を購入し、境界線から離して家を建てれば、境界トラブルも防げます。

02.近隣の方とのコミュニケーションを大事にする

近隣トラブルが増えている原因としてよくあがるものの中にはコミュニケーション不足という事もあります。
例えばお隣が毎日21時から弾く楽器の音で子どもが寝付かない・起きてしまうなどの場合、お隣さんに声をかけて時間を変えてもらう・楽器用ヘッドホンを検討してもらうなどが可能です。
逆にこちら側が知らず知らずストレスを与えている場合にも「樹木が境界線を越えているので切って欲しい」など声をかけてもらいやすくなります。

引っ越してきたときにちゃんと挨拶に行き、日常も顔をあわせたら笑顔で挨拶する程度で問題無いと思います。
「知らない人」のよりも「知っている人」の場合、単純接触効果（何度も見たり聞いたりすることで、その対象に対する親近感や好感度が高まる現象）によって、お互い寛容になれますよ！

後悔しない注文住宅を。

希望通りの土地というのは中々見つけずらいものです。なのでどこまでなら許容範囲なのか、という妥協点などを折り合いをつけて素敵な土地を見つけてくださいね。
また、土地購入前に工務店・不動産が調べてくれる場合もありますが100％調べきるのは難しいですので自分の足でも確認することをオススメします！

​​​​​​​また、不明な点や不安な点があればきちんと質問しておきましょう。契約をする前に十分に検討し、焦らず納得のいく条件で契約を結んでください。これらのポイントをしっかりと押さえて、自分にピッタリの注文住宅を建てることができれば、後悔することなく理想の暮らしを実現することができるはずです！

【記事作成／つー。】PROFILE：やんちゃ盛りの男の子のママ。我が家はどんな風にしようかな♪と、見てるとわくわくする記事を提供していけたらいいな～と思っています。