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予測されてる大地震に耐える耐震住宅は?

過去100年〜150年に1度、南海トラフが起きており、今後10年間で80%以上の確率で南海トラフが起こると予想されており「今家を建てるのを迷っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なので今回は南海トラフに有効な耐震についてご紹介いたします!

目次[非表示]

  1. 1.南海トラフの被害予想
  2. 2.建築基準法の耐震基準ってどれくらい?
  3. 3.震度6強でも耐えられる耐震は?
  4. 4.耐震等級3を取得するために必要な費用は?
  5. 5.後悔しない注文住宅を。


南海トラフの被害予想



被害の大きいエリア

全壊建物

①愛知県

38万8,000棟

②大阪府

33万7,000棟

③静岡県

31万9,000棟

④三重県

23万9,000棟

⑤高知県

23万9,000棟

⑥愛媛県

19万2,000棟

⑦和歌山県

19万棟

(※引用元:朝日新聞:南海トラフ地震の被害想定)

大阪府・和歌山県は、南海トラフ地震の想定震源域に含まれており、大きな揺れが起こると予測されています。
最大クラスの地震が発生すると、和歌山県が最大で震度6強 、和歌山県・大阪府でほとんどが震度6弱になると想定されています。


気象庁の震度階級の説明でも、「震度6強は、立っていることができず、はわないと動くことができず、飛ばされることがある激しい揺れ。固定していない家具のほとんどが移動し倒れるものが多くなる。耐震性の低い木造建物は傾くものや倒壊するものが多く、耐震性の高い木造建物でも壁や柱がかなり破損するものがある。鉄筋コンクリート造の耐震性の低い建物は倒壊するものがあり、壁、梁(はり)、柱などの部材に斜めやX状のひび割れ・亀裂が入ることがある、1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものがある揺れである。また、耐震性の高い建物でも壁、梁、柱などの部材にひび割れ・亀裂が多くなる。多くの建物で壁のタイルが剥がれたり、窓ガラスが割れたりして落下する。また、補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる」と書かれています。
(※引用元:気象庁震度階級関連解説表)





建築基準法の耐震基準ってどれくらい?

家を建てる時の法律(建築基準法)では、

  • 概ね震度5程度(数十年に一回起きる地震) に対して建物が損傷しない。
  • 震度6強・震度7程度(数百年に一回起きる地震)に対して倒壊・崩壊しない。

と定められています。つまり建築基準法では

  • 震度5の地震では損傷しないけど、震度6では建物に損傷が出るかもしれない
  • 震度7の地震で倒壊・崩壊しないけど、建物には大きな被害は出るかもしれない。

ということになります。


大阪府・和歌山県で想定されている地震が【 震度6弱~6強 】であることを考えると、 建築基準法で決められた以上の耐震性能を持っている住宅の方が安心といえます。



震度6強でも耐えられる耐震は?

せっかく建てた新築に大きな被害が出るのは嫌ですよね。
震度6強の地震でも、安心して住み続けられる『地震に強い耐震住宅』にするにはどうすればいいか。
その解決法の1つが、【耐震等級3】で設計することです。


建物が地震に耐えられる基準として「耐震等級」というものが定められています。
建築基準法の最低基準が耐震等級1、【耐震等級3】はその1.5倍の強度です。
警察署や消防署など大地震が起こった際に壊れていけない施設は、この【耐震等級3】で設計されています。

大地震が予測されている地域で家を建てるのであれば、このような施設と同等の【耐震等級3】で設計する事をオススメします。


【耐震等級3】は熊本地震で倒壊ゼロ


耐震等級3の建物がどれくらいの地震に強いかというと、過去の熊本地震での大破・倒壊の棟数は建築基準法レベル(耐震等級1同等レベル)が19棟に対し、耐震等級3の建物は0棟でした。
熊本地震は震度7の地震が2回発生した類をみない稀な地震だったにも関わらず耐震等級3は倒壊数ゼロだったことから、震度7の大きな地震にも複数回耐えうる耐震性があると考えられます。


(※引用元: 国土交通省住宅局



耐震等級3を取得するために必要な費用は?

耐震等級3の認定を受けるためには評価を行う機関へ評価を依頼しなければなりません。評価機関への依頼費そのものは10〜20万円程度ですが、評価依頼費の他に工務店など住宅会社の設計費や作図費用、耐震部材費などが必要です。

具体的な費用はお家の規模や設計内容、住宅会社によって異なるため、実際の金額は幅がありますが、一般的な規模の住宅であれば20〜40万円程度が相場です。
具体的な金額を知りたい場合は工務店さんに相談して見積もりを取ってみて下さいね。


後悔しない注文住宅を。


耐震等級は耐震性が高いだけでなく、地震保険の割引や長期優良住宅の認定条件などのメリットがある点も特徴です。
間取りや使用材料の工夫で比較的簡単に耐震性を向上できますが、施工品質にも左右されるので安心してお任せできる工務店さんにご依頼くださいね!

工務店・ハウスメーカーを決める際には口コミや評判を調べるなど、慎重に情報収集を行うことも重要です。安いからといって、品質や満足度が低い家を建ててしまうと、後悔することになりかねません。
単に価格だけでなく、提案される間取りや設備、施工内容などもしっかりとチェックし、ご家族の希望や無理のない予算に合った信頼できるハウスメーカー・工務店を選んでくださいね。

また、不明な点や不安な点があればきちんと質問しておきましょう。契約をする前に十分に検討し、焦らず納得のいく条件で契約を結んでください。これらのポイントをしっかりと押さえて、自分にピッタリの注文住宅を建てることができれば、後悔することなく理想の暮らしを実現することができるはずです!





【記事作成/つー。】PROFILE:やんちゃ盛りの男の子のママ。我が家はどんな風にしようかな♪と、見てるとわくわくする記事を提供していけたらいいな~と思っています。 

おすまみ編集部1

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