
おすまみ最新号に登場した階段のカタチ
おすまみ最新号に登場したお家から、階段のカタチに注目してご紹介。今、注文住宅ではリビング階段が主流ですが、光を取り込める位置にしたり、安全に配慮したステップを採用したり、 そのカタチはさまざまです。
階段の位置や仕様は、間取りを決めるときの大きなポイントになります。いろんな例を見て、わが家の生活スタイルにあった階段を検討してみましょう。
目次[非表示]
階段の種類と安全対策
◆間取りに大きく影響する階段位置
以前は、玄関を入るとすぐに階段がある家が主流でしたが、最近はLDK空間の中に設置するリビング階段が増えています。設置場所や仕様もさまざままで、選択肢が増えています。 階段の位置は家の間取りに大きく影響するので、設置場所によっては住みにくい家になってしまうことも。事前に家族の生活動線などを考えて、担当者とよく相談して決めるようにしましょう。
◆階段の種類とメリット・デメリット
設置場所以外に知っておきたいのが階段の種類と、そのメリット・デメリットです。
1)直階段
下から上まで一直線の階段です。踊り場がなく、設置のために必要なスペースが小さくすむので敷地面積が狭い家におすすめです。壁に沿って階段を設置する場合は、土地によっては光を取り込めたり、階段下のスペースを有効活用したりすることが可能です。
一方、急な勾配になりやすいので階段途中で転倒した場合に下まで落ちてしまう危険性があることがデメリットになります。特に小さい子どもへの配慮が必要です。
2)折れ階段
途中でL字型に折れ曲がっている階段です。折れ曲がり部分が踊り場になるので、転倒した時、直階段のように下まで一気に落ちるということがなく安心です。踊り場がある分、設置には広い面積が必要なことがデメリットになります。
さらに広い面積は必要になりますが、途中でU字に折れ曲がる階段は勾配がゆるやかでより安全性が高くなります。
◆階段サイズ、手すりで安全性をアップ
階段は、安全に上り下りできることが大前提で、階段の寸法は建築基準法によって定められています。
・階段幅:75cm以上
・踏み面:15cm以上
・蹴上げ:23cm以下
小学校の階段の基準はさらに階段幅や踏み面が広く、蹴上げは低く設定されていることも参考に、子どもがいる家庭は基準以上に安全性に配慮したサイズを検討してみてください。
手すりは、安全のために必要なアイテムです。リビング階段の場合は機能性に加えて、デザイン性も重要なポイントになります。アイアン素材はスタイリッシュな印象に仕上がるため採用例も多いですね。しかし、小さな子どもが階段横から落ちたら大変!間隔のせまい格子のあるデザインにしたり、成長するまではネットを設置するなど、安全対策を第一に考えることも必要です。
◆家族にぴったりの階段を!
階段は、家族が新しい家で楽しい毎日を実現する大事なポイントです。動線を考えた場所、安全性を考えた仕様やサイズ、手すりなど検討することは多いですが、しっかり話し合って決めましょう。
では、地元の工務店で注文住宅を建てた先輩ママの家の階段のカタチを拝見してみましょう。
壁に沿った階段でLDKの広さと明るさを確保
道路に面している壁に沿って階段を設置したモデルハウス。リビングの広さを確保しながら、明るい光も取り込んでいます。
階段につくった壁を活用してテレビを設置し、間接照明も入れてセンスよく仕上がっています。
地元密着工務店が建てたおうちをもっと詳しく!
木にこだわった家は階段ももちろん木製!
建具や和室など、木にこだわったお家は、リビング階段にも木を使用して統一感のある雰囲気に。
ぬくもりのある木の階段のナチュラルさに、アイアンの黒い手すりが引き締め効果を加えています。
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リビングから見える階段のカタチにもこだわりを!
4段目までがオープンになっていて、リビングから見えるカタチにもこだわった階段。ほどよいヌケ感がいい感じです。
白とベージュをメインにまとめ、黒を差し色にしたインテリアにもマッチした仕上げになっています。
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手すりにもアメリカンハウスのテイストを
アメリカンハウスの外観に合わせた白いリビング階段は、手すりも同じテイストを採用しています。
おしゃれさと安全性を併せ持つ手すりで、子どもは柵を頼りに一歩一歩上り下りができます。キッチンから見守れる位置に階段があるので安心です。
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リビングからは見えない位置に設置
リビングからは見えない位置に設置した階段。家族とは必ず顔を合わせられ、来客がある時にも気兼ねなく2階へ行き来できるという考えられた位置が秀逸。
最初の2段に角度がついていて、ゆるやかに上りはじめられるのも魅力です。
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オープンなリビング階段には安全のネットを
空間に広がりを与えるオープンなスケルトンのリビング階段。アイアン仕様でおしゃれさが際立ちます。
安全を考えてメッシュのガードを設置しています。圧迫感もなく、子どもたちの上り下りも安心して見守れます。
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まとめ
いかがでしたか?
最新号のおすまみから階段のカタチをチェックしてみました。間取りを左右する階段は、なかなかイメージしにくいものです。しっかりと事前に相談して、暮らしやすくて安全な階段を実現しましょう!
気になることがあれば、まず泉州・和歌山、地元の工務店に聞いてみて下さいね。
【記事作成/み。】PROFILE:編集フォトライター。住宅以外にも飲食、美容、医療、その他幅広く取材&撮影、編集をこなす。人の話を聞き出すことと、笑顔が苦手な人を笑顔にして撮影することが得意。