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ネコが健康的に暮らせる住まいのヒント

ネコちゃんと楽しく長く暮らしたいと考えたら、やっぱり気になるのは健康のことではありませんか?そんなにお菓子を与えていないつもりなのに、知らない間にぷくぷくになっていたり、ずっと室内でゴロゴロしていて運動不足かも?と不安になりますよね。


ネコも人間と同じで運動不足や不摂生な食事をしていると、健康上のリスクが高くなるというのは知っていますよね?「愛猫にできるだけのことをしてあげたい」という気持ちを持っている飼い主さんは、ネコについて幅広く理解しておくことが重要です。そこで今回は、獣医学的なところから和歌山市和歌浦にあるわかアニマルクリニックの獣医さん監修による情報をお届けします。


そして、地元のデザイエさんと相談しながらネコと暮らす家を注文住宅で実現した2つの実例も写真付きでご紹介!日常的にネコの様子をチェックしている猫カフェキャッチ―のオーナーさんに聞いた健康管理についてのプチ情報もお伝えします。

目次[非表示]

  1. 1.ネコの健康管理で大切なのはモニタリング
  2. 2.「肥満」のチェック方法と「食事」の重要性
  3. 3.「運動」は身体をよりよい状態にするために必要
  4. 4.キャットウォークを導入した注文住宅の実例
  5. 5.注文住宅ならネコ専用部屋もアリ♪
  6. 6.ネコ設備を検討する前にココをチェック!
  7. 7.健康管理に一番大切なこと
  8. 8.まとめ


ネコの健康管理で大切なのはモニタリング

「ネコちゃんの健康管理で大切なことは何ですか?」と、まずは直球でわかアニマルクリニックの獣医さんに聞いてみたところ、「日々の食事・飲水・排泄。行動のモニタリング」とのこと。つまり、わが家のネコちゃんが毎日どのように行動しているのかをじっくり観察することが健康管理には欠かせないようです。


ネコには個性があるので、一概にこうしたらいい!という方法はなく、飼い主さん側が「ネコ」という動物の生体や生理を学び、その習性・習慣・年齢、それぞれの性格に合う生活を提供することが大事なんだそうです。


その中で、健康に直結するのが「食事」「運動」です。

  • 食事・・・必要な栄養を摂取し生命活動維持のために必須
  • 運動・・・筋肉や靭帯、骨格を刺激し身体機能を維持し健全に保つもの

では早速、その重要性についてみていきましょう。


「肥満」のチェック方法と「食事」の重要性

ネコちゃんが何だかぷくぷくしている?太ってきた?と思いながらも、「それはそれで可愛い♪」と思ってしまう気持ちもあると思いますが、ネコの肥満は要注意です!
獣医さんのお話では、“肥満によって行動が低下したり制限されることで、さらなる体重の増加や皮膚病・関節の病気などを引き起こす悪循環を生み出します。また、過度な肥満は心臓病・糖尿病をはじめ様々な疾患のリスクも上昇させる”そうです…。


では、ネコちゃんはどれくらいになったら肥満というのでしょうか?
獣医さんによると、触診により犬猫の肥満度を皮下脂肪の量から数値化するボディ・コンディション・スコア(BCS)と、筋肉量を評価するマッスル・コンディション・スコア(MSC)をあわせて肥満度を評価し、チェックできるとのことです。


忙しくてあまり獣医療機関へ相談に行けないという方は、下記のセルフチェックをして下さい。

  • 歩行時に腹部が垂れ下がり床につきそう
  • 腰のあたりの皮膚を自分でなめれない
  • 活動や椅子・ソファなどの昇降運動に支障をきたす(ジャンプではなくよじ登る、または高いところに行かなくなる、動きたがらなくなる)

ただし疾患によりこれらの兆候を示すこともあるので、自己判断せず気になる場合は受診するようにしましょう。

もちろん、少し太ってきたかな?と思った時には日々のご飯をヘルシーなものに変えてあげる事も有効です。


※ヘルシーなキャットフードは、A社・N社などから多数販売中※







「運動」は身体をよりよい状態にするために必要

そもそも、野生では「運動(狩猟・散策などの活動)をすることでしか食事ができないので、生命を維持しるために「運動」をすることになります。しかし、飼いネコは運動をしなくても、十分な量の食事を与えられるので食事≠運動となってしまいます。なので、お家で暮らすネコちゃんの「運動」は「身体の状態をより良い状態に保つため」のものということになります。


そこで、運動不足解消には日常の遊び時間が大切になってきますが、犬のようにいつでも一緒に遊んでくれるわけではなく、ネコは遊びたい時には遊び、遊びたくない時は全く知らんぷり。かといって、運動をしたがらないネコちゃんを無理やり運動させる必要はないのです。それがストレスとなって健康を害してしまったら本末転倒です。


そこで、運動のメリットを得られるのが「キャットウォーク」「キャットタワー」です。


獣医さんによれば、生物学的な特徴から、ネコは短時間の突発的な運動が得意であって、長時間の継続的な運動はあまり行わないとのこと。
また、ネコ科の多くは樹の上で生活をおくるので、本能的に地面より高いところを好む傾向が強く、また自分が安全な状態で周りを見渡したり、ヒトの動きを観察できる状態に安心感をおぼえます。


そうした生態にあわせたキャットタワーとキャットウォークを自宅に作ることで、自発的にそれらを往き来したり、昇降するための運動がうまれ、生活しながら筋肉・骨格を適度に刺激するという運動のメリットを得ることができます(もちろんカロリーの消費にも!)。


では、注文住宅で一戸建てを建てる際に工務店と相談して”キャットウォーク”を導入するなど、ネコと暮らす家づくりを実現した2つの例を見ていきましょう!




キャットウォークを導入した注文住宅の実例


[ネコと暮らす設備を施工したデザイエの施工実績をもっと見るならコチラ]

飼っていたネコと暮らす家を建て替えたMさん宅ではリビングのソファーから見える壁に階段状に棚をとりつけ、梁までいけるようにしています。
梁で歩いたり、寝たり、ネコちゃんが楽しめるのはもちろん、歩いていたり、しっぽが垂れている姿をソファーから眺められるのはMさんの癒しになっているそうです♪
ネコちゃんが使わなくなったとしても、小物を置いて飾るニッチとしても利用できそうですね!


また、リビングに隣接してネコちゃんが外の風を感じられる中庭のようなスペースも設置。狭い格子をつけることで、安全な状態でお外の様子を眺める場所になっています。


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注文住宅ならネコ専用部屋もアリ♪


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新居でネコちゃんを迎えたいと工務店に相談したKさん宅。遊ぶネコもそれを眺める飼い主も楽しめるキャットウォークの他、ネコちゃん専用部屋もつくりました。


日々ネコの様子を観察している猫カフェのオーナーさんによると、ネコは勝手に遊ぶそうですが、動きやすい環境を作っておくことが大事なようです。また、ネコはひなたぼっこが大好きで、日光に当たると健康にもいいとのこと。Kさんチのネコちゃんも光を浴びてお外が眺められる窓際が大好きなようです。


ネコちゃん部屋には、リビングを室内窓もついているのでいつでも様子をチェックできます。スペースに余裕があれば、こういったネコ専用の部屋をつくるのもオススメです。


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ネコ設備を検討する前にココをチェック!

 ネコ設備を導入する前にチェックしておきたいポイントを押さえておきましょう。


ネコも飼い主も楽しめるキャットウォーク。バランス感覚がいいので落ちることはなかなかないそうですが、落下の危険のある場合や、適さない場合(過度な肥満・そもそも高いところが好きじゃない・関節系の病気がある・バランス感覚に問題があるなど)もあることを理解しておきましょう。


また、出窓や小さな窓から外を覗くことや、狭いところが好きなネコちゃんが多いのですが、反対にものすごく嫌がるネコちゃんもいます。これもやっぱり個性です。
注文住宅でネコ設備を導入しようかな?と検討している方は、ネコちゃんには個性がある!ということわかった上で相談してみてくださいね。


キャットウォークを歩いてくれなくて、結局は飾り棚になった!というのも、ネコちゃんと暮らす醍醐味?ですよね♪


健康管理に一番大切なこと

本記事で色々な健康管理や運動不足の解決法をご紹介しましたが、一番大切なのはその子にとってどのようなエサ(質・量)や運動、生活スタイルが適しているか、何がストレスになっているかということをよく観察すること。
ネコという生物についての知識を持った上で、お家のネコちゃんの性格や個性をよくみて理解することが大切です。


高いところが好きな子、ヒトの座った後のソファーのくぼみが好きな子、布団の中が好きな子、一気に食べるのが好きな子、ちょっとずつ食べるのが好きな子、どんな汚れたトイレでも大丈夫な子、少しでも汚れていればトイレを我慢する子、などなど・・・。十猫十色なんです。


なので、おうちのネコちゃんの性格や個性をよくみて、「食事」や「健康」に気をつけて下さいね!ネコちゃんが元気だと、ネコと暮らす日々がもっと楽しくなりますよ!




まとめ

ネコちゃんの健康管理の重要性とご自宅で出来るチェック法・解消法、参考になりましたでしょうか?


かわいいネコちゃん、寿命は人間より短いとはいえ、出来るだけ長生きしてほしいですよね!なのでおうちで出来ることはぜひしてあげてくださいね♪あなたの家族と、ネコちゃんの幸せな毎日を応援しています。


ネコと住む家を建てたい!こんな施工をして欲しい!と相談しても全ての工務店さんが対応できるわけではなく、工務店さんによって出来ることや出来ないことが変わってきますので、詳しい話が聞きたい!という方はまずは資料請求して、地元の工務店さんに相談してみるのがオススメです。


今回、本記事でご紹介した猫と暮らす家を建てた工務店さんはデザイエさんです


泉州・和歌山には相談に乗ってくれるやさしい工務店さんがたくさんあります。ネコと暮らすあなたの理想の住まいをぜひ伝えてみて下さい♪




監修:獣医師 山本 宗志(やまもと むねゆき)

病気については病院が一番ですが、お家でネコちゃんに健康的な生活を提供する主役は飼い主さんです。飼い方・考え方次第で病気にもなるし、大病の予防もできます。「お家のネコちゃんの事を知ってあげよう、解ってあげようとする気持ちと努力」を大切に、ネコちゃんとの暮らしを楽しんでくださいね。

獣医師 山本 宗志(やまもと むねゆき)


住所:〒641-0025 和歌山県和歌山市和歌浦中2丁目1-12

HP:https://waka-animal.com/


取材協力:猫cafe キャッチー 

TEL:073-460-6615
住所:和歌山市延時147-13 グランドビル3F(紀州屋3F)
営業時間:11:00~20:00(受付終了19:00)
休日:ぼぼ年中無休 ※猫の体調などで臨時休業の場合があります

「猫cafe CAT-chy」の詳細はコチラ




今回、本記事でご紹介した猫と住む家を建てた工務店さんはデザイエさんです



【記事作成/つー。】PROFILE:やんちゃ盛りの男の子のママ。我が家はどんな風にしようかな♪と、見てるとわくわくする記事を提供していけたらいいな~と思っています。

おすまみ編集部1

おすまみ編集部1