catch-img

【初めての家づくり】住宅ローン審査の前に vol.2

憧れのマイホームを手に入れるためには、切っても切れない住宅ローン。 スムーズにローン審査に通るためには、今から心がけておきたいことがあります。 案外知られていないけど、知っておいたら安心! そんなローンにまつわるアレコレをまとめてみました。


目次[非表示]

  1. 1.1.いくら借りられるかザクっと知る
  2. 2.2.住宅ローンの金利やタイプを知る
  3. 3.3. お得な情報はぬかりなく知る
  4. 4.不安なら地元工務店・不動産会社に相談しよう!


1.いくら借りられるかザクっと知る

家がほしいな~こんな家がええな~部屋数はこれくらいで…。と、夢はいくらでも広がるけど、まずは資金計画がなければ夢のままで終わっちゃいます。
自己資金額、融資限度額、毎月の返済可能額、返済期間などをチェックすると借り入れ額が見えてきます。今は「住宅ローンシュミレーター」などで検索すると様々な銀行のサイトで年収からどれくらい借りられるかがわかりますので1度チェックしてみて下さいね。

住宅ローンの借入額は、毎月返済できる金額をもとに決めると安心です。例えば、住宅ローンの毎月返済額が現在の家賃と同じなら、今まで通り無理なく支払いができるはず。大体の予算がわかったら「この位の金額なら、どこまで実現できるだろう」という予測を元に工務店さんにお話に行けるのでスムーズに進みますよ!


現在の家賃
毎月返済額が家賃と同じ場合
毎月返済額を家賃より2万円減らす場合
毎月返済額を家賃より2万円増やす場合
6万円
1959万円
1306万円
2610万円
7万円
2280万円
1630万円
2940万円
8万円
2610万円
1960万円
3260万円
9万円
2940万円
2280万円
3590万円
10万
3260万円
2610万円
3920万円

※住宅ローン金利1.5%、35年返済、元利均等、ボーナス時加算なしの場合
※マンションの場合は、住宅ローン返済とは別に管理費や駐車場代なども支払うことになりますので、その分を家賃から引いた金額を毎月返済額を目安にする必要があります。


2.住宅ローンの金利やタイプを知る

金利タイプは全期間固定型、固定期間選択型、変動型があります。将来、金利がどう変動するのか見極めるのは簡単ではありませんが、それぞれのメリット、デメリットをよく理解した上で決めましょう。超低金利時代の今は、まさに買い時と言えるかもしれませんね。

住宅金融支援機構の調査によると、住宅ローンを組んだ人が選んだ金利タイプの割合は以下のとおりです。

  • 固定期間選択型:20.7%
  • 変動金利:68.1%
  • 全期間固定金利:11.2%

※参照:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2021年4月調査)

【全期間固定金利型】

契約時に決まった金利が完済時まで適用されます。フラット35が有名ですね。

【変動金利型】

経済状況などで金利が変動する変動金利。一方で変動金利の場合は、固定金利よりも金利が低く、支払う利息が少なくて済む可能性がありますが、金利上昇リスクについて検討する必要があります。

【固定金利期間選択型】

一定期間は、契約時の金利が適用され、一定期間が経過した時点でその後の金利タイプについて固定金利選択型か変動金利型のどちらかを選択できます。一定期間の設定は、3年、5年、7年、10年のように各金融機関でさまざまです。金利はその時点での金利が適用されるので金利上昇時には、急に金利が高くなることもあるので注意が必要です。


3. お得な情報はぬかりなく知る

よく知られているのが最大400万円まで税金が戻ってくる住宅ローン控除ですが、他にも地震に強い建物なら地震保険料が安くなったり、親からの住宅取得資金援助には一定額まで贈与税が非課税になったりと、お得な情報はしっかり収集してお見逃しなく!

住宅ローン控除とは

住宅借入金等特別控除とは、個人が住宅ローン等を利用して、マイホームの新築、取得または増改築等をし、令和3年12月31日までに自己の居住の用に供した場合で一定の要件を満たすときにおいて、その取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除するものです。
詳しくはこちらのサイトをご確認ください。


不安なら地元工務店・不動産会社に相談しよう!

初めての一戸建て購入、住宅ローン審査、色々難しい事もあったりして本当に大丈夫なのか?どうするのが1番いいのか?など不安なことがたくさんあると思います。
そんな時は是非地元の工務店や不動産会社に相談してみましょう!親身に相談にのってくれるのはもちろん、住宅関連の控除や補助金などの情報を詳しく教えてくれるので気軽に相談してくださいね。
不安な事はしっかりと無くして、楽しい家づくりにしましょう!




●取材協力

笹倉太司さん / 住宅ローンアドバイザー・住宅建築コーディネーター講師

おすまみ編集部1

おすまみ編集部1