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【和歌山家づくりのお金相談センター 】家づくりの順番はコレ!返済に困らない5つのステップ

ファイナンシャルプランナー直伝!住宅購入後に返済に困らないための5つのステップを教えます。

「展示場へ行く→理想の土地や建物を考える→毎月の返済額から資金計画を考える」こんな順番で住宅購入を決定する方がほとんどだと思いますが、住宅購入のプロからみると、これは明らかに間違い!意外な落とし穴になるかもしれません!


「家族が増えて今のアパートが手狭になった」、「家賃を払うより家を買ってしまった方が得だ」など、お家づくりのきっかけは人それぞれです。

「自分の家を持った充実感」や「広々としたキッチンやお風呂、自分の部屋」など、家を買うことを想像するだけでわくわくしてきますよね。

でも!必要なステップを踏まずに進めると、この住宅購入が将来あなたの悩みの種になってしまうこともありますので、注意が必要です。

では早速、住宅購入後も返済に困らないための5つのステップがどういうものかお伝えしましょう。

目次[非表示]

  1. 1.STEP1 無理のない住宅購入予算を知る
  2. 2.STEP2 生命保険を見直す
  3. 3.STEP3 住宅購入予算から諸費用を引いて、土地・建物にあてられる金額を知る
  4. 4.STEP4 住宅会社・土地を選ぶ
  5. 5.STEP5 住宅ローンを選ぶ
  6. 6.まとめ


STEP1 無理のない住宅購入予算を知る

無理のない住宅購入予算を知ることは、住宅購入後も住宅ローンの返済に不安を持たないようにするために絶対必要なことです。家族構成や資産状況、教育プランまでよく考えておけば、これから教育費や色々な支出がかかってきてもゆとりを持って対応できます。

せっかくの「楽しい家づくり」が悩みの種になってしまわないために、まずチェックから始めましょう!

無理のない住宅購入予算を知るには、子どもの教育費、購入費、旅行や趣味にかかるその他の支出を加味した、家計のシミュレーションをしてみることが重要です。インターネットでも「キャッシュフロー表」などで検索すると、こういった家計のシミュレーションを無料で行えるサイトがあります。

なお、住宅会社でもこういったシミュレーションを独自で行っているところがありますが、住宅会社が行うシミュレーションはどちらかというと予算を高く見積もれるように作られていることが多いので注意が必要です。



STEP2 生命保険を見直す

STEP1の無理のない住宅購入予算を知ることこと同時に行ってほしいのが生命保険の見直しです。勧められるがまま契約した保険、内容をよく把握していない保険はありませんか?

生命保険を見直すことで保険料を節約できるのはもちろんですが、住宅購入予算をアップさせることもできるのです。

それは簡単な計算で、見直した結果、毎月1万円ダウンが実現できれば1年間で12万円、20年間で240万円もの節約になりますよね。それを住宅にかけるお金に回すことができれば、住宅購入予算をアップすることができるというわけです。

見直す余地のある代表的な保険としては、10年や15年の決まった期間ごとに更新を迎える保険や健康保険制度を考慮していない過剰な医療保険などが対象になります。



STEP3 住宅購入予算から諸費用を引いて、土地・建物にあてられる金額を知る

STEP1、2から無理なく返済できる住宅購入予算額を算出することができましたね。しかし!この住宅購入予算すべてが土地や建物にあてられる金額かというとそうではないのです。

「諸費用」と言うワードを聞いたことがある人も多いのでは? 家を買う場合には、土地や建物の金額以外に諸費用がかかってくるのです。

つまり、あなたが無理なく返済できる本当の住宅購入予算は、STEP1、2から求められた金額から諸費用を引いた金額がリアルな数字というわけ。

では、諸費用にはいくらかかるのでしょうか。

それは土地や建物、住宅ローンの金額によっても異なりますが、新築物件では3%~7%、中古物件では6%~10%というのが一つの目安になります。

購入金額が3000万円であれば、新築の場合は90万円~210万円、中古物件は180万円~300万円となります。どうですか?意外にかかるんだ!という印象ではないでしょうか。


STEP4 住宅会社・土地を選ぶ


ここまでのSTEPを踏むことで、あなたが本当に住宅購入にかけることができる予算が分かります。この予算を把握してから、いよいよ住宅会社・土地を選んでいきます。

ここで初めて展示場やモデルハウスを見学しに行くことになります。住宅購入予算を把握していれば、住宅や土地選びに失敗する可能性が少なくなります。

というのも、モデルハウスや展示場にある物件というのは、見映えをよくするために床材やキッチン、お風呂などのグレードは比較的高いものになっている場合がほとんどです。

モデルハウスや展示場で住宅会社の営業マンが「この家は1800万円から建てることができます」と言っていても、手続きを進めていく段階で、1800万円で建てられる条件として床やキッチン、お風呂のグレードが「標準仕様」になっている場合があります。

しっかりとした購入予算を決めていないと、これらのグレードを上げることになってしまい最終的な見積額が多くなってしまうことも…。

一方、住宅購入予算が決まっていることで、業者に事前に予算を提示することで、その範囲でできるだけグレードを上げた提案を受けることができます。


STEP5 住宅ローンを選ぶ



最後に住宅ローン選びです。

住宅ローンは各金融機関が扱っていますが、それぞれ金利や保証料、手数料が異なりますので、できるだけ有利な条件の住宅ローンを選択する必要があります。

住宅ローン選びに失敗すると、ムダに数百万円ものお金支払うことになるので注意してください。このムダなお金を支払わないようにするためには、住宅ローンの比較が重要です。

比較する場合は、金利だけでなく、住宅ローンを組む際にかかる保証料や事務手数料などの各種手数料も含めた「トータルでかかる金額」を比較するようにしてください。

ただし、住宅会社の中には、住宅ローン会社と提携している会社もあります。住宅会社にお願いすると自分で住宅ローンを調べる必要がないので手間が省けますが、「住宅ローンのあっせん手数料」が数万円~数十万円かかることもあります。

住宅ローンを選ぶ手間が省けるのはありがたいことですが、それによって余計なお金を支払うことになるかもしれませんので注意が必要です。


まとめ

いかがでしたか?

家を買いたくなったら、展示場やモデルハウス巡りを始めてしまう前に「無理なく返済できる住宅購入予算」を知ること!順番を間違えないようにしてください。

住宅購入後も返済に困らないための5つのステップを実践して、家族の笑顔がずーっと続くお家づくりを目指してくださいね。


ファイナンシャルプランナーにもっと詳しく聞くにはコチラ>>>



【記事作成/ファイナンシャルプランナー 柴垣 和哉】

PROFILE:1985年3月15日生まれ。和歌山県出身。 橋本高等学校、桃山学院大学経済学部卒。 大学卒業後、証券会社、外資系保険会社を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。

現在は、これまで500組以上の家計相談を行った経験を生かし、家を買おうと思っているが「いくらの家を買えばいいのか分からない」と悩んでいる方に対して、無理なく返済できる住宅予算をお伝えする「住宅購入予算診断サービス(初回面談無料)」を提供している。

おすまみ編集部1

おすまみ編集部1